原子力安全委員会

この夏の原発再稼動は、時期尚早でしょう

野田首相は、「この夏に電力需要がピークを向かえる時期までに原発再稼動できるように、各原発施設立地自治体の理解を得る」旨、公言してます。 その後、「与党民主党内からも時期尚早との意見が出てる」とかも報じられてますけれど。 野田首相自身が、公に…

敦賀市市長の「原子力規制庁の立ち上げがないと原発再稼動の議論はできない」て意見はもっとも

報道によれば、日本原子力発電が運営する敦賀発電所を擁す福井県敦賀市の河瀬一治市長は、22日、枝野経済産相と会談。その後の記者会県で、「原子力規制庁の立ち上げがないと原発再稼動の議論はできない」と発言するなど、原発の安全規制には規制庁の発足が…

東京電力のリスク対策の杜撰さと、東電の原発再稼動の是非

16日付、朝日新聞デジタル版の「マイタウン」で、「マイタウン 福井」の記事として、若狭湾エネルギー研究センターの専務理事、来場克美さんの談話が公開されてました。聞き取り構成者の記名は、山田理恵さん。 若狭湾エネルギー研究センターというのは、福…

福島原発事故調査:政府案も、自民党案も一長一短よね

3月から事故状態が今も続いてる福島の原発事故について、事故原因や経緯を調査するための機構の案が、政府案、自民党案、前後して報じられてます。 複数のメディアで報じられてることです。 アタシが思うに、政府案、自民党案、どちらも一長一短があると思…

東京電力は、事故原発の冷却水温度を毎日発表した方がいい

菅首相が、東日本大震災と福島原発事故から1ヶ月めの談話と記者会見を12日におこなって、色々重要な発表がなされました。 談話の内には、「東京電力の事故原発は、徐々に安定化に向かっていて、東電に今後の見通しを示すように指示した、近い将来その見通し…

福島原発事故の深刻度レベル7と認知

原子力安全・保安院と、原子力安全委員会が、12日、合同で、東京電力の福島原発事故の深刻度をレベル7と発表しました。複数のメディアで報じられています。 資源エネルギー庁に属す安全・保安院は、これまで、事故の評価を低め低めに見積もって来てました。…

原子力施設の設計上の安全と安全運営

10日、日曜日の午前中、テレビ朝日で放送された「サンデー・フロントライン」は、福島の事故原発関連の報道に観応えがあありました。 この件は、10日付けの記事で触れて。 それから、「情報発信のお役所体質」の話題を、11日付けの記事で書きました。 (文部…

今日は、震災と原発事故から1ヶ月め

今日は、東日本大震災と、東京電力の原子力発電所事故から1ヶ月めです。 大きな余震がまだあるかもしれないことも勘定に入れながら、落ち着いて暮らしていきたいものだわ、と思います。 国政だけでなくて、県政、市政など、あらゆる行政には、防災とエネル…

情報発信のお役所体質

10日、日曜日の午前中、テレビ朝日で放送された「サンデー・フロントライン」は、福島の事故原発関連の報道に観応えがあありました。この件は、昨日付け(10日付け)の記事で触れたんですけど。 今度は、大きくわけて4セクション構成だった番組の、2番めの…

今朝の「サンデー・フロントライン」(テレビ朝日)、事故原発検証が、観ごたえがありました

今日の午前中、テレビ朝日で放送された「サンデー・フロントライン」は、観ごたえがありました。 「東日本大震災から1ヵ月」と題された番組で、冒頭から全体の2/3程度が、もう1ヶ月をすぎようとしている福島の事故原発と、その影響や背景などの取材、検…

福島原発事故長期化に伴う、避難地域の見直し

政府は、福島原発の事故に処して、避難範囲の見直しにかかってます。 原発事故の終息に、初期の見通しよりも長期間かかることが、はっきりしてきてるための見直し、と思えます。 つまりは、放射性物質の長期的な影響を踏まえた避難範囲になるはず。 この避難…

原子力安全・保安院は、福島の事故原発の被害度認知を改めるべきよね

まず、日本経済新聞のWeb刊、8日付けの社説コンテンツから。 原発事故「レベル6」に見直せ 2011/4/8付 原子力安全・保安院は、福島第1原子力発電所の事故の深刻さを直視し、国際的な評価尺度を、レベル5(施設外へのリスクを伴う事故)からレベル6(大…