NHKの調査によれば、無党派層が「際立って」増えたそうですけど
5月17日付けで、NHKの「解説委員室ブログ」で公開された記事「スタジオパーク 『原発問題と国民の視線』」によれば、「今月の各政党の支持率は、民主17.6%、自民22.6%で、これに各党が続いていて、支持する政党はないという無党派層が45.2%に上っている」そうです。
「これは7年前に現在の方法で電話世論調査を行うようになってから最も高い数字」だ、とも。
同時に、「民主党支持、自民党指示下がり気味なのと比べて際立っています」「今の日本にとって、大震災と原発事故を乗り越えるのが最重要の課題です。しかし、与党も野党も、その課題に適切に対応しているのか。政治全体に対する国民の厳しい視線が、無党派層の急増に現われていると思います」って分析も付記されてます。
これ、島田敏男氏の記事なんですけど、とりあえず、NHKのニュース解説員さんたちの総意としての分析意見って思ってもいいのかな?
アタシも、国会、及び政府に対して、国民の厳しい視線が、無党派層の急増に現われていると思いますけど。
それだけでもないだろう、と思います。
NHKのブログにあるように「今の日本にとって、大震災と原発事故を乗り越えるのが最重要の課題」のはずですけど。
国民の大多数は、さしあたりの対処を、広い意味の地方自治に期待を寄せてると思います。
ここで言ってるのは、いわゆる「地方政党」のことだけではないので「広い意味」のと書いてます。
広域連合や、協議体、隣接自治体の協力体制などに期待が寄せられてる。
そうした動向が、「無党派層の急増」と連動してるはず、と思いますですね。
ちなみに、ブログにまとめられた、NHKの調査「エネルギー政策の根本からの見直しを評価するかしないか」などの質問がされてるのか、されてないのか……。
もし、されてないのなら、次の調査から、是非、するべきと思います。
もう一声言うなら、「原子力発電所(など原子力施設)の、安全基準は従来よりも厳しく改めるべきかどうか?」も尋ねるべきです。
参照記事:
スタジオパーク 「原発問題と国民の視線」(解説委員室ブログ:NHKブログ、2011年05月17日 (火))
〔前略〕Q)最後に毎月見ている政党支持率には、変化はあったんでしょうか?
A)ありました。無党派層が全体に占める割合が大きく伸びているんです。
今月の各政党の支持率は、民主17.6%、自民22.6%で、これに各党が続いていて、支持する政党はないという無党派層が45.2%に上っています。
これは7年前に現在の方法で電話世論調査を行うようになってから最も高い数字でして、青い線の民主党と赤い線の自民党が下がり気味なのと比べて際立っています。Q)これをどう見たらいいんでしょう?
A)今の日本にとって、大震災と原発事故を乗り越えるのが最重要の課題です。
しかし、与党も野党も、その課題に適切に対応しているのか。
政治全体に対する国民の厳しい視線が、無党派層の急増に現われていると思います。投稿者:島田 敏男