東京都の猪瀬副知事らの川崎天然ガス発電所視察をTokyo MXも報道

 昨日付けの記事「東京都の猪瀬副知事ら川崎天然ガス発電所を視察」で、東京都の猪瀬直樹副知事、東京都環境局職員らが、23日に川崎天然ガス発電所(運営、川崎天然ガス発電株式会社)を視察した件についての、NHK報道を紹介しました。

 同じ件を、Tokyo MXも報道じてました
 こちらの方動画像は右から観られます。⇒「猪瀬副知事 天然ガス発電所を視察」。
 MXの報道画像ファイルは、ぜひ、観ていただきたいと思いますけれど。東京ガス副社長さんの談話、猪瀬副知事の談話に(NHKでは報じられてなかった)興味深いものもあるので、アタシ聞き取りで引用していきます。

東京ガス副社長さんの談話:
「系統間の電気も非常に重要なんですが。自立で、分散型でね、発電システムを持って、それで何かあったとしても、一定の電気を供給できるようにするってことも、これから必要になってくるんではないかと思うんですよ」

猪瀬副都知事の談話:
「とにかく電力は遠くからもらう、というのが当たり前になってますけれども。もっと身近に、こういう発電所があるんだということを、えー、まず認識するところからはじめないとですね。そうすると、新しい考え方もできるのではないか、と」

 このTokyoMXが報じた猪瀬副都知事の談話。昨日の記事で書いたNHKで報じられた談話と、同じ機会に語られたのか、別の機会に語られたのか。つまり、複数の記者がいる前で一度に語られた談話の別のクリップなのか、それぞれの記者に個別対応した別の談話なのか、それすらわかりません。
(画像の背景や、ヘルメットを被ってるとこを観ると、どちらも同じ視察の間に取材された画像だろうとは思えますけど)

 ここは、一応、「個別取材の談話」と仮定しておきますけど。
 TokyoMXが報じた談話の方だと「新しい考え方もできるのではないか」って猪瀬副都知事の談話、注目されますよね。

 こちらで無理に文脈をつなげるつもりはないですけど、NHKが報じてた「原発1個ですよね。そういう意味で、これだけ狭い敷地でやれるってということは分散型の発電というものが可能である」ってのが、猪瀬副知事が、今おこなってる視察で(他の発電所も視察して回ってくそうです)、可能性を探ってる「新しい考え方」なんだろうと思えます。

 「電力は遠くからもらう、というのが当たり前になってます『けれども』」ですよね。何しろ、東京都は、今、東京電力の第5位の大株主になっちゃってますから。
 色々大変でしょうけど、「新しい考え方(分散型の発電というものが可能)」探って行った方が、都民のためにはいいはずですよね。
 災害時のリスク分散って面でも、省エネと経済活動の両立って面でも。


 東京ガスの副社長さんも言ってられるように「自立で、分散型でね、発電システムを持って、それで何かあったとしても、一定の電気を供給できるようにするってことも、これから必要になってくる」はずですので。
 それから、LNG火力の場合、低炭素技術と高効率発電。ここも重要。