もう1つの重要選挙:全国知事会会長選挙

 統一地方選挙の後半戦は、24日投票予定ですけど。
 もう1つ重要な選挙が予定されてます。
 それは、全国知事会の会長選挙。
 これまで会長をされてた福岡県知事さんが退任されるんで、26日に予定されてます。

 この選挙、京都府知事の山田啓二さんと、埼玉県知事の上田清司さんが立候補されてるそうです。

全国知事会長に立候補 山田知事「国と対等に」
 山田知事が19日、全国知事会長選(26日)への立候補を表明し、府庁で記者会見を開いた。山田知事は「国民に『頑張ろう』と言えるのは、霞が関の官僚でなく、選挙で選ばれた首長。知事会長になれば国と地方が対等の立場で話し合える関係を作る」と意気込みを語った。

 山田知事は知事会で地方分権推進特別委員長を務め、国から都道府県への権限移譲について活発に発言してきた。知事会長に選ばれれば、この姿勢を一層鮮明にする考えで、「地域で住民が力を発揮できる環境を整えることが何よりも必要」と強調した。

 また、東日本大震災への対応では、全国の47知事が結束して危機に立ち向かえる体制を作るべきだと主張し、「被災地が復興するためには、自分の古里に住み続けたい、古里を元に戻したいという被災者の強い思いがカギを握っていると思う」と述べた。同会長選には山田知事以外に上田清司・埼玉県知事が出馬した。
読売新聞、2011年4月20日

 滋賀県知事を代表に、橋下大阪府知事ら17人の知事さんが、山田京都府知事を推薦。
 一方、仲井真沖縄県知事を代表に、石原都知事ら5人の知事さんが、上田埼玉県知事を推薦。

 アタシは、投票をする知事さんたちには、できるだけ、京都府知事を応援してほしいな。

 震災からの復興を考えなくちゃいけないこんな時だからこそ、です。

 これから数年間、日本の経済は、関西や中部以西の西日本に牽引してもらわなくちゃならない。
 東北地方には、じっくり傷を癒しながら、数年かけて復調していってほしいです。

 はっきり言って、これまで東北地方からの電力供給にかなり依存してた首都圏は、しばらくセーブ運転を心がけた方がいいと思うんだわ。
 セーブ運転をしながら、東北地方を元気付けてくのが、これから数年、首都圏が心がけるべきことじゃぁないかしら。
 神奈川県民としての、個人的な意見ですけど。


 首都圏と、中央政府は、たまたま同じような地域に居合わせてるだけで、機能としては別レイヤーにあるわけですから。
 中央政府にも国会にも頑張って、きちんとやってもらいたですけど、首都圏の方はセーブ運転でも構わないはず。


 そーゆー考えのアタシは、全国知事会の次の会長さんに、山田京都府知事が選任されることを期待してます。

 京都府関西広域連合も構成してる自治体の1つだから、全国の知事会をリードされるには適任と思えます。
 広域自治の実際的な工夫とか苦労とか、ご存知なわけですから。


 何より、すでに「京都府の広域防災計画に着手」してて、5月には暫定的な見直し案をまとめる見込み、とか、関西広域連合の協議で、滋賀県と共同して、原発事故に見舞われてる福島県の支援を分担してるとか、実際的で着実な動きをされてますよね。

 山田府知事ご本人も、過去に自治省行政局や内閣法制局を歴任されてきた経歴を元に、全国知事会でも地方分権推進特別委員長やってられますし。

 期待してます☆