BBC WORLD NEWS:先週の“REPORTERS”

 BBC WORLD NEWSで週末に組まれてる番組枠、“Reporters(レポーターズ)”。日本で視聴できるCSの番組表だと、土、日、月(午前中)に30分枠が何度か組まれてます。

  • 番組のオフィシャル・サイト(英文)は右に。⇒ Reporters

 “Reporters”は、1週間の「ワールド・ニュース(World News)」などからセレクトされた現地レポートに、スタジオ解説も交えて構成した番組。“BBC WORLD NEWS”の週間セレクションって言うと、言いすぎかもだけど、そんな趣も感じる番組。

 NHK総合(地上波)で週末にやってる「海外ネットワーク」に、構成は似てるけど、内容はかなり違うと思う。


 今週の“REPORTERS”で放映された報道クリップは、次の4本。

  • 戒厳令下のバーレーンで、民主化を求める活動が人権侵害を被っていると疑義。
  • インドで、汚職疑惑の裁判をきっかけに、汚職問題が議会でもテーマになってる様子。
  • ギリシャ北部のベルギナで、新たに発掘された古代マケドニア遺物の話題。
  • ロシアで、軍が探知犬に携帯電話での指示に応じたり、ビデオカメラを使えるように訓練中。


 この週にセレクト放送された現地レポートで、日本人の関心が高いのはバーレーンからのレポートじゃないかと思います。

 放送されたクリップは、“Bahrain's security clampdown divides kingdom”のページから観れますし。レポーターのフランク・ガードナーが書いた記事も読めます。


 ヴィデオ・クリップの中盤に、バーレーン現地にいるレポーターが、新聞に掲載された1コママンガが「海外メディアはバーレーンについて毒を流してる(悪意のある報道をしている)」と、BBCをやり玉に挙げてる様子を紹介してますが。
 ここの紹介の仕方は、バランスのとれた報道姿勢で、カッコイイです。
 「現地の新聞には、こんなマンガも掲載されてます」って、紹介してる程度なんですよね。「自分のレポートに悪意があるかどうかは、視聴者のみなさんが判断してください」って感じで――、そうは言ってないけど、そんな姿勢で、とても冷静。