BBC WORLD NEWS:先週の“Reporters”“This Week”(World Features)

 BBC WORLD NEWSで週末に組まれてる番組枠、“World Features”。日本で視聴できるCSの番組表だと、土、日、月(午前中)に30分枠が何度も組まれてます。実際は、「ウィークエンド・ワールド」、「今週を振り返って(This Week)」、「UKレポート」、他から、セレクトされたプログラムが“World Features”枠内で何度かずつリピート放映される形。
 “This Week”は、「今週のワールド・ニュース」って感じのプログラム。
 “Reporters”も、“World Features”枠で放送される、報道クリップセレクト番組。こっちはキャリアのあるレポーターの現地レポートをセレクト。“This Week”でリピートされるニュースよりも長めになってると思います。

 この週末は、“REPORTERS”や“U.K.REPORT”はやったけど“This Week”はやらなかったのかしら(??)。先週もやらなかったかもしれない気がしたけど。2週続けて、観損ねてるってことは、あんまなさそうな気もして、ナゾだわ。

 1つ思ったのは、今週の“World Features”では、臨時に“World News”の放送が多かったかもしんない(間違った想像かもしれないけど)。つまり“This Week(今週のニュース)”ではなくて、通常の「今日のニュース(World News)」の本数がイレギュラーに多かったかもしれないです。
 てゆーのは、現地27日の深夜には大勢が決したアイルランド総選挙の様子が、予想以上にすごかったみたいなので。長期政権だった、与党共和党が予想以上に惨敗したんだって。
 U.K.本国住民にとっては気になる隣国のニュースでしょうし。EU関係でも、大事なニュースだからかな、と思ったのでした。


 というとこで、先週末から今週月曜にかけて放送された“Reporters”。先週やった“World News”から選りすぐられたはずの、次のような報道クリップが放送されました(放送順)。

  • リビア情勢。「西側のジャーナリストとして、初めて紛争中のリビアに入った」ってコメント付で、北東部リビアベンガジ周辺からの現地レポート。これは、ベンガジが、反カダフィ勢に制圧された後の様子ではあるから(直後??)、早くても21日以降のレポートよね。
  • チュニジア情勢。チュニジアの暫定政権が不安定な様子。これは、旧政権に関与した政治家が閣僚に加えられることに対する抗議や、世俗国家を求めるデモなどが連続してるから。「しかし、こうやってデモができる事自体が、今までとの違いです」と、現地レポーター。
  • U.S.(アメリカ)で、「精神疾患のある囚人の刑務所収容が増えていて」全米でもんだいになっています、というレポート。バージニア州のある刑務所での取材から導入。レポートは、1960年代に、衛生状態や運営内容に問題のある精神病院が、各州州立のものも含めて、多数閉鎖されたと続き、その結果、U.S.では微罪(例えば、公然猥褻罪とか)で刑務所と社会との間を行き来しているような精神疾患患者が増えている、と続く。
  • 3年前、王制が廃されたネパールでの、元王族、ヒマーニ・サハ(Himani Saha)へのインタビュー。このレポート・クリップは、元王女へのインタビューだけでなく、王制廃止後の国民へのインタビューも巧みに構成。今のネパールの世相を、断片的でも、それなりに伝えてた。


 ちなみに、今週の“Reporters”、メインキャスターは、いつもと違って、ゼィナ・バダウィ(Zeinab Badawi)ではありませんでした。忙しかったのかしらね(?)。